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素人にもわかりやすく米中問題について解説してみた!

投資をしている人もしていない人も今最もホットな話題は「米中関税問題」ですよね。

米中問題が激化すると、様々なところに影響を与えます。
もちろん日本の相場にもです。

米中問題ってなに?

そんな人もいるかと思いますが、今回はそんな人のためにどこよりも簡単に米中関税問題について紹介したいと思います。

この記事を読めば、米中問題の全体的な流れがわかりますよ。

また、米中問題に関して少しは知識があるけど、もっと詳しく知りたい!動画で理解したい!そんな人はぜひこちらを参考にしてみてください!

そもそも米中貿易戦争ってなに?


経済大国アメリカと、現在急速な経済成長をしている中国、この2カ国の貿易不均衡から生じた経済的対立状態(深刻な貿易摩擦)を戦争にたとえた状態のことを言います。

輸入制限や関税引き上げなどの措置を講じた時に、相手国が同等又はそれ以上の制裁措置を行うことで起こります。

つまり、アメリカと中国が貿易(輸入)をする際にかかる関税をお互い高くし合っている状態です。

貿易で大きな黒字を上げている中国に対して良く思っていないトランプ大統領(アメリカが)が中国に対して関税をかけると、それに反発をして中国がさらに関税をかける。

この経済対立状態を貿易戦争と呼んでいるんです。

そして経済規模(=GDP)の1位、2位の大国が争っているわけですから日本の日経平均や株価にも大きな影響を与えています。

関税とは

そもそも関税とは、輸入品にかかる税金を意味しています。

税率は輸入先の国や商品等で細かく取り決められており、税金がかからないものも存在します。

なんのために関税が設けられたのでしょうか。

簡単に説明をすると、関税を設けることで価格の安い輸入品に対して国産商品が売れなくなることを防止するために設けられています。

例えば、輸入品のジュースが100円だったとしましよう。

国産の商品が500円だとすると、輸入商品との価格差が生まれ、安い輸入商品にしようとなってくる人が現れます。

そこで輸入品に関税をかけることで、輸入品の販売価格を上げ国産品や国内産業が市場から外れてしまわないようにするわけです。

米中貿易戦争の歴史

米中貿易戦争はいつからスタートしたのでしょうか。

もともと中国の貿易黒字問題を言及していた、トランプ大統領が大統領選挙において、世界中の国々に対し強い態度で臨むというところからスタートしました。

2018年アメリカは中国の一部商品(一般消費者には比較的無縁なもの)に高い関税をかけている状態でしたが、今では一般消費者が利用する物にも関税をかけ始め、今や中国からの輸入品のほぼ半数に当たる商品に関税をかけるようになりました。

現在は中国もこれに反発し、アメリカの70%以上の輸入品に関税をかける自体に発展しています。

皆さんも記憶に新しいかと思いますが、米中貿易戦争の発展がファーウェイ問題に繋がっています。

そして、理解しておくべき点は単なる「中国貿易黒字問題」だけではありません。

合わせて理解しておきたいのは、アメリカが米中貿易戦争を起こしているのは先端産業の問題が少なくとも存在しているということ。

中国が2015年に発表をした「中国2025」というものがあります。

これは中国の先端産業を2025年までに世界レベルにしようという政策です。

アメリカは中国のこの動きを危惧していると予想できます。それは、先端産業で中国に優位に立たれてしまうと、軍事力にも大きな影響を与えてくるからです。

中国に軍事力でも上回れてしまうと、アメリカとしては立場が危険になってしまいます。

実は日本もかつて、自動車や半導体、スーパーコンピュータが世界シェア50%以上を占めていた時がありましたが、「アメリカにとっての防衛産業の基礎を脅かすという安全保障上の問題がある」として、激しい批判を受けアメリカ有利の条約を結ぶことになりました。

もしこのような事実関係があるのだとすれば、アメリカは貿易戦争という名目で中国の様々な分野に圧力をかけているのではないか?と読み取ることができます。

アメリカへの影響は?

米中貿易問題はどのような2カ国にどのような影響を与えているのでしょうか。

現在中国からの輸入が減ったという事実はあるものの、影響のある地域や産業に関して様々な補助金の政策や対策が行われアメリカの株価などは高値を更新しています。

なので、景気は比較的良いと言える状況です。

しかし、中国の多くの商品に関税をかけた影響で、中国で生産を行なっている企業(アップルのような)は反発を行なっているという事実が存在します。

長期化してしまうと、さらなる問題に発展してしまう可能性があります。

中国への影響は?

一方中国に関しては、GDP=国内総生産は下降傾向にあるということは事実です。

中国はアメリカから食料品等の輸入を主に行なっています。

食料品の輸入がなくなってしまうことは、中国の経済に大きな影響を与えてしまうことは確実とされています。

しかし、現状では中国も景気対策として、国内の公共事業に力を入れるなど対策を行なっているため、明らかにマイナスだという報道は少ないもののダメージがあることは間違いありません。

日本への影響は

では、米中貿易戦争は日本の経済にはどのような影響があるのか。

実は、トランプ大統領は中国だけでなく日本の商品に関しても今後関税を引き上げるのではないかと言われています。

関税を引き上げられると、アメリカの販売台数の売り上げが高く依存度の高い自動車産業には特に大きな影響を与えるのでは無いかと言われています。

またこんな記事がありました。

https://hbol.jp/169098/2

なんとこの米中貿易戦争で一番割りに合わないのが日本だと言われており、中国とアメリカの板挟みになってしまう可能性もあるのです。

日本は中国とアメリカとの貿易割合が非常に多くを占めています。
どちらかをとればどちらかの関係を維持できなくなってしまう可能性があるからです。

ですから今後も中国やアメリカの動向で日本の株式市場や日経平均に大きな影響を与える可能性があるわけです。

米中関税問題今後の動き

現在、景気は明らかに減速している。アメリカ経済の今年の4~6月期の成長率は年率2%、7~9月期もおよそ2%で10~12月期には1.3%程度になり、来年の1~3月期も減速するとみている。しかし、来年、景気後退に陥るとは思っていない。弱くなっていくデータを見て、FRBが金融緩和を行って下支えに貢献するだろう。

FRBは今後の6カ月で0.75%ポイントの利下げを行って、1.3%までFFレートは下がってくる。そうすると切り下げ余地の半分を使い切り、ECB(欧州中央銀行)や日本銀行にかなり近い手詰まり感が出てくる。ここで景気に悪い材料が出ることを懸念している。

景気後退に見舞われるリスクは2021年のほうが高まるとみている。2021年には利下げという手段を使い果たしており、選挙も終わっていて再び貿易戦争が激化する可能性があるからだ。

引用元:toyokeizai.net

こちらを読んでいただければわかると思います。

つまり、このまま貿易戦争が長期化すると2021年にはアメリカはこれまでの景気を維持できないとされています。

また中国側ではこんな記事も存在しています。

「米中貿易摩擦 中国経済への影響」

中国も貿易戦争の影響を受けており、市民の生活にも影響が出ているということです。

このままこの問題が長期化すると、中国の経済発展にもマイナスだということ。

双方、米中問題は長期化すると何もメリットがないということがわかります。

結果的にメリットのない米中貿易戦争ですが、今後どのような動きになっていくのでしょうか。

考えられるパターンは3パターン存在します。

  1. 和解し関税引き下げ
  2. 米中貿易戦争長期化
  3. 全面戦争

簡単に説明をしていきましょう。

和解し関税の引き上げ

どちらかが折れ和解し、関税を引き下げることでしょう。

しかし、アメリカと中国の今後の展望や戦略を加味すると、貿易戦争に合意する可能性はあるものの全面和解することはないと言われています。

これは、中国の黒字貿易のことや、今後の戦略の問題、またそれを抑えたいアメリカの関係図は終わることがないと言われています。

なので今後和解され、一時的に合意され関税が下がったとしても、形上の和解でしょう。

恐らくなんらかの形でこの問題は続いていくと考えられます。

米中貿易戦争長期化

このままアメリカと中国の抗争が長期化する可能性も考えられます。

香港紙では「中国は長期にわたる戦いを準備している」と報じていることから、このままアメリカと中国との抗争長期化する可能性も秘めている。と報じられています。

全面戦争

一番最悪のケースが中国、アメリカが関税から外れた報復行為に出てしまうことです。。

投資規制や、不買運動、最終的には戦争まで戦争まで行ってしまうこともあるとメディアは報じています。

このような報復合戦が繰り返され、このような可能性も残しています。

なので、どのような結果になるにしても、米中問題は世界中に影響を与えることは間違いありません。

日経平均への影響

トランプ米大統領が前日、対中貿易関税を引き上げる方針を示したことを受け、米中通商交渉を巡る不透明感が深まり、世界の主要株価は軒並み下落した。
引用:reuter.com

米中の問題で日経平均は
日本の日経平均はこのような形で影響を受けており、アメリカが関税引き上げを明言した時、大幅な下落を見せました。

アメリカ対中国に動きがあると、日本の相場にも大きな影響を与えることは明確ですので投資を行なっている場合は注意が必要です。

また日経平均に関しては、トランプ大統領のtwitterでの発言等でも大幅に相場を変えてしまう可能性があるので注意をしてください。

まとめ

いかがでしたが?

今回は米中問題について、この問題のまだわからない人向けに解説をしました。

切り詰めて調べるともっと深い因果関係が眠っています。

興味がある人はぜひ一度調べて見てください。