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移動平均線について  基礎知識編

こんにちわ!
皆さんは投資をする時にどんなテクニカル指標を使ってトレードしていますか??
テクニカル指標とは、チャート上にあるものを観察しその動きから今後の相場を予測していくために使われる分析方法です。

テクニカル分析に使われる指標の種類はとても多く、投資を始めたばかりの人だと、
どのテクニカル指標を使えばいいのかわからないといった悩みや疑問を抱えることが多いでしょう。

ある程度投資の経験がある人なら、その気持ちがわかるのではないでしょうか?

今回は、数多くあるテクニカル指標の中で、最もポピュラーで人気なむしろ知らないと恥ずかしいテクニカルの代表格「移動平均線(Moving Average)」についてわかりやすく解説していきたいと思います!

前編、後編と二回に分けて紹介していきますので、どうぞご覧ください!

この記事では、移動平均線の仕組みや見方などの基本的な部分について紹介していきます。

移動平均線の仕組みや見方を理解していれば、ご自身のトレードにも必ず活かせる内容となっています!

ローソク足の基礎情報

移動平均線を説明する前に、移動平均線を知る上で、ローソク足についての必要となる最低限の知識について説明したいと思います。

ローソク足についてもうご存知だという方は、ここの章は飛ばして、次の章に移って構いません。

それでは、ローソク足について説明したいと思います。

ローソク足の仕組みと用語について

以下の表のように株価の変動が記載されていたら、どう感じますか??

時間 始値 高値 安値 終値
2019/09/12 16:30 21570 21580 21560 21578
2019/09/12 16:45 21570 21610 21570 21610
2019/09/12 17:00 21610 21620 21590 21590
2019/09/12 17:15 21590 21590 21570 21580
2019/09/12 17:30 21579 21579 21569 21570
2019/09/12 17:45 21570 21580 21560 21580
2019/09/12 18:00 21570 21570 21540 21548
2019/09/12 18:15 21540 21560 21538 21540
2019/09/12 18:30 21550 21560 21550 21560
2019/09/12 18:45 21550 21570 21550 21570
2019/09/12 19:00 21579 21579 21560 21570

表参照:日経225ラボ

恐らくよくみないと株価が上がっているのか、下がっているのかを判断するのに時間がかかり大変だと思います。

ローソク足は、ある一定期間の株価の変動を始値、終値、高値、安値の4つの値(4本値)を使い、箱ヒゲ図のようなもので表した指標です。

ローソク足の期間は、1分、5分、15分、1日、1週間などがあります。
それぞれ、

  1. 1分足=1分間の株価の値動き
  2. 15分足=15分間の株価の値動き

このようにその期間によって完成する時間や形が異なります。

例えば15分足の場合、10:00から10:15までの株価の値動きを表していて、

  • 始値は10:00
  • 終値は10:15
  • 高値は10:00〜10:15までで一番株価が高かった値
  • 安値は10:00〜10:15までで一番株価が安かった値

になります。

以下の図のようにな左のローソク足のように始値より終値の方が値が高いローソク足のことを陽線、始値より終値の方が値が低いローソク足のことを陰線と言います。

画像参照元:trader-matsui.com

ローソク足をみて株価がどのように推移しているのかを瞬時にわかるようになります。

ちなみに考案者は、日本人で江戸時代の米相場の際に、「本間宗久」という人です。
今でも使われているローソク足を考えたなんてすごいですね。

以下の画像のような相場の時は株価の変動がどうなっているのか一目瞭然だと思います。
赤いローソク足が陽線、青のローソク足が陰線です。

以上の図から1枚目は上昇していて、2枚目は下降していることがわかります。
しかし、ローソク足だけで乱高下したりする株価の動きを予想することは、とても難しいと思います。

そこで使われるのがテクニカル指標であり、ローソク足と組み合わせることで株価を予想することがある程度できます。

ローソク足の仕組みと用語さえ理解してしまえば、移動平均線もそこまで理解するのに難しくありません。
では、いよいよ次は、移動平均線の説明をしていきます!

移動平均線の用途と計算方法について

さて、いよいよ本題である移動平均線について説明していきます。

移動平均線とは、ある一定期間のローソク足の終値から平均を導き出して相場の傾向や、方向性などを見極めるために使われる指標です。
正確な名称は、単純移動平均線(Simple Moving Average)と言います。

他にも、加重移動平均線や指数平滑移動平均線といった種類の移動平均線もあるのですが、多くの投資家は、単純移動平均線(SMA)を使ってトレードしていう人が多いので、ここでは、単純移動平均線について紹介していきます。

他の移動平均線についてはまた紹介していく予定です。

多くの投資家が移動平均線を使う理由としては、人は平均を意識する傾向があり、相場にも今の価格帯が平均とどんな位置関係にあるのか無意識のうちに売買に影響を及ぼしているためです。

移動平均線から今の相場の価格帯がどこにあるのかを判断できるようにして方向性や傾向を掴んで売買に活かしているわけですね。

  1. 過去のローソク足の終値を足して、足した数で割り平均値を出します
  2. 平均値を出したら、新たに作られたローソク足から同じように平均値を出します
  3. 計算した平均値同士を線で結ぶ

以上の3点で移動平均線は簡単に計算することができます。

例えば、15分足の過去5本分の平均線を計算したい時(15分足の5本MAという)以下の表を用いて説明すると、

時間 15分足の終値 平均値
8:45 20000
9:00 20050
9:15 20030
9:30 20140
9:45 20090
10:00 20070 20062
10:15 20080 20076
10:30 20140
10:45 20180

引用元:toushi-kyokasho.com

15分足の10:00の株価の平均値を求めます。

そのために過去5本分の8:45〜9:45までの終値の平均値を計算します。

(20000+20050+20030+20140+20090)÷5=20062 ①

次に、1つずらして9:00〜10:00までの終値の平均値を計算します。

(20050+20030+20140+20090+20070(新たに作られたローソク足))÷5=20076 ②

といったように1つずらしては平均値を求め、その平均値(①と②、、、)を線で結ぶことで移動平均線は、計算されていきます。

2つしか計算してませんが、これらを結ぶと移動平均線は上に向いていて相場が上昇傾向だということが、わかるかと思います。

つまり移動平均線は、株価の平均値を指している指標なのです。

そして、期間を変えることで移動平均線の線の傾きや位置が違います。

短い期間で算出する移動平均線のことを短期移動平均線と言います。

先ほど例に足した5本MAは短期移動平均線ですね。

長い期間で算出するMAの事を長期移動平均線と言います。
75MA以上は、かなり過去のローソク足から平均を割り出しているので長期移動平均線と言います。

実際に移動平均線を加えて相場を観ると以下の画像のようになります。
黄色い線が5本移動平均線(短期MA)、青い線が75本移動平均線(長期MA)です。

ローソク足だけで、相場を観るよりも移動平均線をチャート上に表示させて、相場を観るほうが、全体的な相場の流れをつかむ事が出来ます。

ローソク足が移動平均線の上に位置している時は買い目線下に位置している時は売り目線で考えるのが一般的です。

移動平均線は投資家の多くが利用しているテクニカル指標の1つであり、
上の画像のように、ローソク足が移動平均線の上に推移している時に、株価は堅調に上がっている事がわかります。

では、短期間の移動平均線と長期間の移動平均線では、どのような特徴があるのでしょうか。

短期MAと長期MAの特徴

移動平均線には、25本移動平均線、75本移動平均線といったように何分のローソク足、または何日のローソク足の平均を扱うかでそれぞれの特徴が異なります。

どの期間で相場を見ているかで、投資家によって、短期的、長期的の捉え方は変わっていくので、ここでは15分足の5本移動平均線は、短期MA、75本移動平均線は、長期MAとして話を進めていきます。

短期MAの特徴

以下の画像は、黄色い線が5本移動平均線(短期MA)で青い線が75本移動平均線(長期MA)です

長期MAはまだ上向きなのに対して短期MAでは下向きになっています。

短期MAはローソク足の動きに対して敏感に反応する事ができるので、素早く傾向を掴み、早い場所で売買を行えるという点です。
早い段階でのエントリーにより、投資の利益幅を高く保てる点がメリットの1つです。

しかし、単に短期MAが上だから下だからといって無闇に売買していて勝てるほど投資は甘くありません。

短期MAは直近の平均値に反応することで、素早くエントリーポイントを掴めるメリットと裏腹に相場の初心者の方がよく陥れられる「騙し」にも反応して利食いをされてしまう可能性があるという事です。

騙しとは、「シグナル(売買サイン)のフェイク」です。

テクニカル指標で、普通に考えれば「こうなるだろう」とされているものが、その逆をいくことを「騙し」と言います。

移動平均線が短期MAが上向きだった場合は株価は上昇傾向にあるので、買いで売買していくのが通常なのですが、騙しの場合は、そういう時でも株価がシグナルとは逆の方向にいくことがあります。

短期MAの場合は、素早く反応する分、エントリーポイントが早くなるのですが時に短期的に相場を見すぎると騙しにあうため、注意が必要になってきます。

FXや先物などのトレードにおいて負けを抑えるために騙しにあわないようにして、的確な場所で売買を行う事が非常に大事です。

騙しの対策としては、1つのテクニカル指標だけでなく
他のテクニカル分析のシグナルや長期的な見方などを加えて本質的なシグナルを見抜くことです。

長期MAの特徴

長期MAは短期MAと真逆の性質を持っていると解釈していただいても良いと思います。

短期MAのデメリットであった「騙し」を回避しやすいです。

なぜかと言うと、75本分の平均値を扱っているので、直近のローソク足がよっぽどの動きをしない限り、MAを引っ張ることが出来ないからです。
そのため、方向性や傾向に短期MAよりも信憑性が高いです。

上の画像でもあるように長期MAが上向きの時は相場が上昇傾向にあります。

長期MAのデメリットとしては、長期的な方向性や傾向に対しては信憑性はあるもののエントリーポイントが遅れてしまう点や、シグナルが出るのが遅いので損切りや利確が遅れてしまうと言う点です。

「相場が上昇や下降した後にエントリーしてしまう…」


なんてこともあります。

どこで売買するかが非常に重要になる事がわかりますね。

MAを2、3本表示する理由は…

多くの投資家は、短期MAと長期MAをチャート上に2、3本表示して短期と長期のメリットを上手く掛け合わせ、デメリットを補い合いながらトレードしています。

例えば下の画像のように短期MAは下向きですが、長期MAは傾きが横です。

この場合は、ローソク足の騙しに短期MAが反応してしまっている可能性があると長期MAと短期MAをかけ合わせると判断することができます。

実際どうなのかを確認してみると、


相場がもみ合っていることがわかります。
わかりやすく例に出しましたが実際の相場ではもっと奥が深いです。

上手く扱えるようになるには、やはり実践を積んで、アドバイザーの人に教えてもらったり友達と予想しあったりするのが良いです。

短期的にも長期的にも方向性や傾向が揃っている場合は、相場は一方方向に推移していくと予想することもできます。

皆さんも、どのように組み合わせれば上手く取引できるか模索してみてください。

支持線、抵抗線としての見方

移動平均線は、主に流れなどを把握するために用いられたりもしますが、移動平均線自体を支持線抵抗線としてみることでエントリーポイントを見極める方法もあります。

まずは、支持線と抵抗線について簡単に説明をしていきます。

支持線とは

支持線とは、サポートラインとも呼ばれ、株価が下落した際にこれ以上下がらないように支えてくれる線といったようなものです。
画像を見るともっとわかりやすいと思います。

このように平均線の下にいかないよう支えているようになっているのが移動平均線を支持線として使う方法です。

何回も支持されている線を抜けた場合は、株価は下がると一般的には言われています。
この支持線を抜けた後の相場が以下の画像になります。

この画像を見ると100円以上下がってるのが、わかります。
このように支持線と抵抗線を抜けた後のブレイクポイントを狙って売買をする投資家もいます。

抵抗線とは

抵抗線とは、支持線とは反対に株価がこれ以上上に行かないようしている線のことです。
これも画像を用いて説明すると以下のようになります。

抵抗線も支持線と同様、上に抜けた際に株価が上昇していくと一般的には言われています。

さらに詳しくは以下の記事が解説してくれていますので参考にしてみてください!

考察に正解や不正解はないので、まずは自分で考えた見解をアドバイザーの人に持っていき、アドバイザーの人の見解を聞いてみてください。

新たな考え方に触れることができ自分の投資の幅が広がるので、是非まずは考えることからスタートしみてください。

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まとめ

いかがだったでしょうか?
移動平均線の特徴を簡単にまとめると、

  • 移動平均線は、相場の方向性や傾向の強さなどを測れる
  • 期間の長さによって、平均線の特徴は異なる
  • 移動平均線は支持線、抵抗線としての役割がある

今回は、移動平均線について基礎的な部分について紹介していきました。
次回の移動平均線の記事では、実践で使える具体的な移動平均線のシグナルなどをもっと深く紹介していくので、是非そちらも参考にしてください!